埋没費用に気をつける #1055

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アメリカ株はジムクレイマー氏の情報を参考にしています。そのジムクレイマー氏が電気自動車のトラックを販売していたニコラについてコメントしています。ちなみにニコラについて説明するとバイデン氏がアメリカの大統領になった時これからはクリーンエネルギーだということでEV関連の銘柄が盛り上がりました。その中にあってテスラやニオもEV関連ということで大きく盛り上がりました。

そしてその時他にも多くの似たようなEV関連の銘柄も盛り上がったのでした。その中にトラックをEVで走らせるという企業がありそれがニコラだったわけです。当時はとても注目が集まりました。

 

しかしそのニコラという会社の実態はというと販売実績がほとんどなく単に期待のみで株価が上昇していて、実際にトラックが走っている様子を映した映像は下り坂を降っているだけだったのです。

大きく株価の下落したニコラの株についてジムクレイマー氏はこう言いました。“人間の一生は短い。そんな株に付き合っていないでとっとと次に行こう”というのです。いやあまさにその通りだと思いました。ニコラがいつか電気で動くトラックを開発するのじゃないかと株を持ったり買ったりしている人がいます。しかしジムクレイマー氏はいつ開発されるかわからないような株よりも実際に利益を出している株を買うことの方が大切だというのです。

 

これは投資をしている自分にも当然、当てはまります。利益の全く出てない株をいつかは利益が出るはずだとずっと持ち続けているよりも少しずつでもいいから利益が増えていく株を持ち続けることの方が大切です。特に残りの人生における時間が限られてくるとこの考え方は切実になってきます。

若い時は時間がたくさんあるのでワンチャンスにかけるのも良いかもしれません。しかしそれができるのは若いうちなのです。もうそれができないと知ったのならさっさと撤退して確実に資産の増えるところにお金を移すべきです。

 

これはサンクコストの罠というやつです。埋没費用ですね。そしてこの埋没費用は年齢を重ねれば重ねるほど取り返しがつかなくなり重くのしかかってくるのです。

確かに何かについて粘り強く取り組むことも大切なことです。しかしあれもこれもと粘ることは難しくなってきます。それならば利益や結果が出なければ例え損していてもさっさと損切りすることが大切になるのです。

損を確定することは確かに怖いです。今までの無駄や損を認めることになるからです。しかし損切りしないと次に向かえないのです。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

確かに利益を引っ張ることも大切ですがしかし損切りもまた同じように大切なのです。これは何事にもおいても言える気がします。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日となりますように。