先日のたばこ株についての雑感の続きです。
冒頭でメリット、デメリットついて思うことを書きました。そこに補足すると、メリットに関しては競争がなく独占産業ということが挙げられます。そしてたばこの売り上げから引かれるたばこにかかる税金はほとんどの国で国の税金の一端を担っています。つまり国はたばこの売り上げが落ちるということについて本音としては避けたいはずです。またよく言われるのがたばこは容易に値上げをすることができるということです。健康被害を訴える側は値上げすれば買う人が減るというロジックです。しかし値上げをしてもたばこを吸う人はなかなか減らず売り上げのみが増えるのです。
では先日の続きでアルトリアグループとブリティッシュアメリカンタバコについて考えたいと思います。
アルトリアグループ、ティッカーシンボルはMOです。増配率が高くて“たばこ株といえばアルトリアグループ”そんな印象です。毎年8%程増配していった実績があります。そして10年前まで遡ると株価もずっと上げてきていました。つまりキャピタルゲイン、インカムゲイン両方とも文句の付けようのない株価だったわけです。僕がアルトリアグループという名前を初めて知ったのは「配当金を雪だるま式に増やす投資日記」Dividend Snowball Investing こちらのブログがきっかけです。ここのブログ主の方は10年以上も持ち続けているためもらえる配当も倍以上になっていますし株価も買った時よりも上昇しています。まさに長期投資の妙というやつですね。過去の実績から投資するのであればJTやフィリップモリスよりもこちらだと思うのですが知っての通りいかんせんここ最近株価がずっと下落しています。買うならなるべく下で買いたいものですね。
そしてもう一つがブリティッシュアメリカンタバコ、ティッカーシンボルかBTIです。
アルトリアグループがアメリカ国内の販売に対してブリティッシュアメリカンタバコは全世界に対しての販売になります。そして利回りが主なたばこ株の中で一番良いのではないでしょうか。更に加えてADRでもあるのでアメリカでの手数料が取られません。つまりNISAで買うと配当がそのまま手にできるわけです。
株価はずっと下落していましたがここ最近下げ止まっている感があります。まあ利回りが8%に近くあればそれは欲しくなりますよね。配当性向はほかのたばこ株よりも低いので増配の余地がまだあります。そして連続増配を繰り返しています。ただし注意すべきは増配は“ポンドベース”ですのでドルに換算すると減配になる可能性があります。ただそれでも、それを差し引いても魅力的な利回りと言えると思います。株価が下落して利回りが高くなった時に買いたいですね。
たばこ株を買うならば先日ブログの記事にしたJTやPMを買うよりも今回記事にしたMOやBTIを僕的には買いたいものです。
そして当たり前ですけどなるべく株価が下がっている時に買いたいですよね。利回りが高くなればなるほどちょっとやそっとの株価の下落も配当で取り返してくれます。BTIは下がっても限定的な気がします。しかしMOはちょっと先が見えないですね。利回りが7.5%とか行きそうな気がします。少し様子を見たい気もします。
いずれにしてもこの2つの方株の方が先日の2つの株よりも優先して買いたいものですね。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます。
先日のブログは僕のブログにして結構読まれました。やはりなんだかんだでたばこ株が気になっているんですね。気持ちはものすごくわかります。
僕はこのままホールドし続けようと思っています。
それでは今日もみなさまにとってより良い一日になりますように。