銀行にお金を預けることのリスク #242

f:id:toushiblog:20190318073337j:image

ただ黙って銀行にお金を預けておくリスクというものは存在すると思います。少し矛盾するかもしれませんが“リスクを取らないリスク”というものがあると思うからです。そのリスクを取らないリスクというものが顕在化してそれが貯蓄の格差に繋がるのだと思います。

今現在銀行にお金を預けておいても利息は多少差はあれど年利0.01%などです。この年利0.1%以下の中で競っているのです。つまり年利0.1%の銀行に100万円預けていると一年間に利息としてもらえる金額は1000円です。たった1000円です。ものすごくこの100万円が勿体ないです。

 

年利0.1%で計算して1000円な訳ですから、利息が年利0.1%以下の銀行にお金を預けても年間で1000円にならないということになります。年間に数百円の利息にしかなりません。しかし世の中には年間の利回り1%以上の預け先が山ほどあります。仮に年利1%の預け先に一年間100万円預けておくと年間1万円戻ってくることになります。

つまり100万円で比べた場合、預け先によって年間1万円から数百円と幅があって、そしてそれがそのまま何年間か経っていくと格差になっていくのです。

 

これって本来得られたであろう利益を得ていないため、簿記の用語で“機会損失”という言葉で表されることがあります。明確な損失として認識されているのです。

一般的にリスクの度合いに応じてリターンがあるわけですが銀行にお金を預けておくということはただ単に機会損失のみを発生させるリスクでしか無いのです。

他にもよく言われるのが日本は円安に向かうという話もあります。まあそれはそうでしょう。納得できます。日本の作ったものが世界の人たちから“つまらない”と見られたら円をたくさん刷って日本の作ったものを安くして売るしかありません。全て日本円で銀行に預けておくということはリスクでしかないのです。

 

しかしこの銀行に預ける、預けないの格差ってなんで生まれるかというとやっぱり“知らない”からなんですよね。今日このブログで書いたことって知っている人からすれば“当たり前じゃん、何いってるのこの人”ということになって 知らない人からすると“なんか胡散臭い、そんなおいしい話があるわけない”となってしまうのです。

たしかに以前記事でいきなり大金を得られることなんてほとんどないと書きました。だけどだからといって“お金は労働のみでしか増えない”というわけでも無いのです。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

この知っているか、知らないかの差が積み重なっていって将来、大きな差になって現れるのだと思います。そして知っているか、知らないかの差は知ろうとしようか、しないかの差でそれって突き詰めていくと知的好奇心を持って生きているかどうかの差になるのだと思います。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日になりますように。