『When完璧なタイミングを科学する』を読んで ー その5 ー #64

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『when完璧なタイミングを科学する』を読了しました。そこで残っていた5章について考えたことをブログに書いてみます。

最後の5章は順番通りというか文字通りというか“最後”についてです。生あるものはいつか最後の時を迎えます。この世の中に時が流れる限り始まりがあれば必ず終わりが存在し始まりが生まれた瞬間に終わりの時がたった一度訪れることが確定するのです。それはこの世の中のありとあらゆるものに言えることで始まりは常に終わりを規定していくわけです。たった一度の“終わり”に何かを新しいものや考えが生まれるのだろうか。そんな疑問を持ちながら読み進めました。

 

しかしそのたった一度ということがこの本を読んで大切なことだと思いました。物事の最後ということ大袈裟かもしれませんが何か特別なパワーを感じます。それは何も生命に限ったものではありません。文章の最後でもそうですし、食べ物や飲み物の最後でも同じことが言えると思います。最後はそのものの全体のイメージを決めるのに大きな役割の一部を担っていると思うのです。そういった意味でもこの本に書かれているどんなことにも終わりを大切にするという言葉は“なるほど”と感心させられました。

 

よく文章の始めの一行がその文章を読ませて最後の一行が次の文章を読ませるといいます。それは文章に限ったことではなくて最後の印象が良ければ次に繋がります。というかこの本に書いてあるように最後の印象は全体の印象に勝ることすらあるのです。故にどんなことでも終わりは大切であるということを教えてくれるのです。

終わりで明暗が分かれるということってよくありますよね。接客を受けた時、最後の最後が残念な感じになってしまって全体のイメージが残念な感じになってしまうという身も蓋もないという経験をしたことはありませんか。最後の最後は本当に大切にいきたいものです。

 

5章を終えた後に残っているパートが二つあるのですが個人的に翻訳されたビジネス書の少し苦手な感じの内容でした。ですからあまり個人的には印象に残っていないのですが日常の中にある組織を作る上での“タイミング”の話だったと思います。まあ僕の中ではそんな感じでした。

全体としては章立ての部分が僕のような本を読むのが苦手な人間でもとても読みやすくて学びの多い本だと思いました。もう一度振り返って読み直してもいいと思いますしこの五つの章のためだけにこの本を買ってもいいとさえ思いました。このいつやるのかというタイミングにフォーカスした本『When完璧なタイミングを科学する』お勧めですのですので読まれてはいかがでしょうか。

今日もブログを読んでいただきましてありがとうございました。

本の内容について文章を書くって難しいなと思いました。けれど自分の中ではいい経験になりましたし、もっともっとこうしたいああしたいと思うことができました。それが今回の収穫な気がします。

それでは今日も良い一日を。

ではでは。

つづく。