グロース株とバリュー株について考える #861

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少し前から良く言われていることですが、来年はグロース株かバリュー株へ投資の流れが変わる、そんな話をよく聞きます。グロース株とは成長株のことで若い企業が多いです。グロースとは成長を意味していてその成長を先回りして投資をするわけです。よく言われるのがAmazonで何十年先の利益を先取りして株価がついているなんて言われます。そして企業は利益をさらに成長していく事業に再投資するので利益が少なかったり赤字であったりするわけです。しかしそれでも投資家はそんな企業姿勢を歓迎してどんどん投資をしていくのです。そうするといつしかAmazonの成長そのものよりもAmazonの成長期待に投資をするようになっていくわけです。

 

バリュー株というのはよく言われるのが割安株というやつです。割安株というのは成長株とは逆で本来つけるはずであろう株価がついておらずそれよりも低い株価で取引されている株です。本来つける株価よりも低いということはいつかその株価は見直されて買われるという考え方です。

しかしここには罠があって割安で放置されているのにはそれなりの理由があるわけです。その理由が理解できないと割安で放置された株がずっと割安のままでいる、なんてことになりかねないわけです。これが本当に難しいところです。

 

グロース株は成長を先取りして買われていたわけですがこれは例えば今回の新型コロナの影響で寧ろその企業が成長するのではと言われていた株が買われていたわけです。そしてどんどん先の利益を織り込んでいきました。当然長期金利が低いことも有利にします。長期金利が低ければ設備投資をどんどんしやすくなるからです。

しかしここで今開発されているワクチンが完成して人々が新型コロナから解放されるとなるとこれまで新型コロナのおかげで儲かっていた企業たちはいったいどうなるのかという“まった”がかかるわけです。

 

そしてそれまで割安だと言われてきて放置されていた株は今回の新型コロナの影響でさらに見向きもされなかったわけです。そんな割安株たちはほとんど誰にも期待されていませんからとてもハードルが低いわけです。

そして今そのグロース株からバリュー株にお金の流れが変わろうとしています。ただバリュー株は難しいところが何点もあります。そこでバリュー株がよくわからないという方はVTIなどの指数連動型のETFを買っておくのが無難なのではということになるのだと思います。もしくは自分のポートフォリオがグロース株一辺倒になっているのであればバランスの良いポートフォリオに組み換えることが大切になってくるのかもしれません。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

アフターコロナって本当にやってくるのでしょうかね。なんだかちょっと想像できないですね。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日でありますように。