頭の切り替えが大切になってくる #1213

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資産がどんどん減っていきます。これは苦しいですね。ここまでのアメリカ株の流れは何度も繰り返しになりますがハイパーグロース株はどんどん売られていっています。ではハイパーグロース株とはどんな株なのかというと企業の成長を先取りしてその成長にプレミアを払うということになります。例えばとある企業の10年先、20年先の利益を見越して一株利益が成長するだろうと一株利益に何十倍もの価値を支払うわけです。場合よっては50年、100年先の利益も見越して株価がついていたりしていました。まあそれがいわゆるバブルというやつなのかもしれません。

 

そして普通は会社の利益に対してどれだけ多くの価値を支払うのかという話なのですが更に進んで会社の“売上”について価値がどれだけなのかとなっていきます。これはひとえに会社がずっと成長し続けるということを前提にしています。そしてその成長を支えるのが低い金利なのです。金利が低いと企業はお金を借りやすくなります。お金を借りやすいということは企業は設備投資をしやすいということになってそして更に成長を加速させるということになります。

しかしこの根っこである金利が低いという前提が崩れたと時それはすなわち企業の成長がしづらいということになるわけです。

 

“しづらい”としたのは企業が成長するためにすべき手段として何も銀行でお金を借りるということが全てではありません。もちろんこれは当たり前ですが会社の利益を再投資に振り向けても良いのです。ということで企業の売上が立っても利益が出ない会社よりもちゃんと利益の出ている企業の株が安心して株が買えるということになります。その利益を企業の再投資に使っても良いのです。また利益を自社株買いや配当といった株主還元に振り向けても良いのです。

つまり利益の出てない会社に対して将来この企業利益を出すからと株を買うのではなくて今現在利益を出していてその利益を株主に返している企業の株を人々は買うのです。

 

ということで今はその企業の未来の利益に対して株価を付けるのではなく今現在利益を出していてその利益をせっせと株主に返している企業の株価が付けられるということなのです。

もしこのブログを読んでいただいている方で企業の遠い未来の成長を見越して株を買っているのであれば苦しい展開になるのではと予想します。そして過去の成功体験に縛られて動けないようであればとっとと損切りをして頭を切り替えることが必要なのだと思います。もしくは分散するなどして一辺倒なとうしから脱却することが必要なのだと思いました。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

自分のポートフォリオはなんとか分散を効かせたポートフォリオにしたつもりですがしかしまだまだ不十分なのかもしれません。もう少し考えなくてはいけない気がします。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日となりますように。