ハイテクが怖い #1166

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先日東京でとある劇を見てきました。こういう時“観劇”と言えばいいのでしょうか。あまり慣れないのですがしかしとても楽しかったですし行って良かったなと思いました。ただその劇の中の大きな流れが少し“テクノフォビア”的であると感じました。劇の流れの中で物を売る時、店舗での実演販売とネットで販売することの対比のような流れがありました。簡単に言うとネットでの販売は人の心が無くて店舗での対面販売の方が人の温もりのようなものがあって良いといったものです。

しかし誤解無きよう書いておくと、そういった対比は劇の大きな流れの中のほんの些細な一つのファクターにすぎません。

 

もちろん対面販売での方が温かくてネット販売の方が冷たいという方が話の筋としてわかりやすいかもしれません。しかしそこがどうにも引っかかってしまったのです。ただこれって我が身になって考えるとアメリカ株を買っているから最先端の技術がわかるのであってアメリカ株をやっていなかったら自分もこいうネット販売などのものを否定したくなるのかなと思ってしまいます。セールスフォースの事業内容を説明できるかと言われると正直分からないです。クラウドの説明も怪しいです。

けれどだからといって自分は世の中のテクノロジーの進歩を否定するつもりもないですしそこに疑いや難癖を付けるつもりは全くないです。

 

しかしなぜ人はテクノロジーの進歩をそのように否定してしまうのでしょうか。“人は”と書くと語弊があるかもしれませんがしかし少なくともその劇のホンを書いている方はそうしたほうが人にはわかりやすいと判断してそのように書いたはずです。

テクノロジーはどんどん人を必要としなくなります。もしかするとそれが人にとっては不安にさせるのかもしれません。PCはミスをしないですし疲れることもありません。故に人はどんどん不要になっていきます。もしかするとそれが人々を不安にさせるのかもと思います。テクノロジーの発展が世の中をデフレにしていくというのも納得です。

 

しかしだからといって少なくとも僕自身は世の中が発展していくことについて否定しないようにしたいなと思いました。もちろんそのテクノロジーが差別を助長したりするものには否定したいと思います。しかしそうではなくて世の中が便利になっていくこと自体を否定する理由が無いと思うのです。

最後に繰り返しますがその劇自体はとても良い劇でした。観に行って良かったと思います。しかしその劇が終わったあとそんなことを少し考えたのでした。そして自分自身は未来の技術に理解のある人間になれるようたくさんのことを学ぶことが大切だと思いました。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

東京に遊びに行って帰って来て、ブログを書いている間にアメリカ市場の景色が随分と変わりましたね。自分の資産も随分と戻しました。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日となりますように。