最近ポジショントークについて考えることがあります。自分自身そこまでポジショントークについて詳しいわけではないです。それを踏まえた上でポジショントークというものについて考えると、ポジショントークとは自らの立場を明らかにして話をすることでその話に説得力が増すということだと思っています。
ポジショントークを必要とする場面は確かにあると思います。物やサービスを売る時は当然だとその商品を勧める以上その商品が良いということを言わなくてはいけないからです。
個人的に思うのはポジショントークとはある種の“賭け”だと思うのです。そのポジションが勝つ方にリソースを割くわけです。
さて投資の世界においてこのポジショントークというものが必要なのかどうか最近考えるようになりました。というのも自分が見てきたYouTubeやブログで“成長株最高”なんて言っていた人があまりにも多かったからです。そういう人はこの先やりずらいのではないのかなと思ったりします。あと“配当金はクソ”だと散々言っていた人もいました。まあ確かに税金を多く取られればクソだと思いますけどしかし配当金とは強制的な利確の側面もあると思いますしなによりもその人の日々の生活が安定します。日々の生活が安定すると長期投資をする余裕が生まれるわけですから配当金をもらうことにそこまでネガティブなイメージはないです。もちろん配当金が非効率であることには変わりがないですけど。
長期金利が上昇すればグロース株は売られます。しかしこれまで長期金利が上昇するなんて全く想像などできなかったわけです。だから皆が皆、グロース株だグロース株だ、と叫んでいたわけです。しかし長期金利が上昇すれは当然そうも言ってられません。資金の流れはグロース株からバリュー株への移動が行われることがあって然るべきだと思うのです。
もちろんまだ長期金利がどうなるのかわかりません。だけどグロース株だグロース株だと言っていた人たちがどういうことを言うのかなんとなく気になるなと思いました。自分も当然そうなのですがこういうのってアーカイブとして残りますからね。
つまりポジショントークも大切だけど投資に限って言えばその時々の市場の様子に合わせて動く柔軟さも必要だと思います。もしくはどちらに転んでもいいようにバランス力も必要だと思います。
繰り返しますがまだ長期金利は大きく上がってはいません。ただファイザーの作っているワクチンが有効だとファイザーが発表したら長期金利が上昇しました。モデルナのワクチンも良さそうだという発表で長期金利が上昇しました。この先どうなるのかわかりませんか常に気をつけるべきである、そんな少し難しい局面のような気がします。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます。
ポジショントークって難しいですね。結局自分もポジショントークをしない、というポジションをとっているわけですから。
ただ要するに曖昧にするなよ、ということだと思います。変に逃げ道を作ると言葉の説得力を失ってしまう、そういうことだと思っています。
それでは今日もみなさまにとってより良い一日となりますように。