配当株について考える #849

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再び脚光を浴びてきた配当株についておさらいをしようと思います。配当株を買う時どこを見るかというと配当利回りも大切ですがその配当が果たして持続的に配当してくれるのかということをみる必要があると思います。なぜならその企業の業績が悪く株価が大きく下がれば見た目の配当は高く見えるからです。しかし企業業績の悪い企業に配当を出す余力などありません。ですから減配や配当停止などとなり更に株価が下落なんてことになりかねないのです。ですから企業業績が安定しいてかつ増え続けている、そんな企業の株を買うということをしなくてはいけません。そしてその利益を株主に還元するわけです。

 

一株利益という数値があってその一株利益からどの程度配当に出ているのかという数字が配当性向という数字です。この数字が低ければ当然まだまだ配当を出す余力があるということになります。逆に高ければ配当を出す余力がなくなりつつあるということになります。

そしてもう一つ配当株を買う上で知っておきたい数字が増配率です。この増配率というのはその株をどれだけ増配したのかという数字です。この増配率が高ければたくさん増配していますし少なければ少ししか増配していないことになります。最高の配当株というのは高配当であり配当性向が低くかつ毎年の平均増配率が高いという株になります。

 

増配というのは年に一度というのがほとんどですがこの年に一度の増配を何十年と続けている企業がアメリカにはゴロゴロしています。そしてその何十年と増配をしている優良企業に若くして投資をしていると何十年後には配当利回りが10%を超えるということになるわけです。例えば20代の頃に100万円分連続増配を繰り返している株を買ってずっと持ち続けると年間配当金が10万円、なんてことになるわけです。しかもそういった連続増配をしている株は配当を出すことに誇りを持っていますから増配を止めることを考えていません。もしそれでも心配であるならばそれこそ分散して投資をすれば良いわけです。

 

ジョンソンアンドジョンソンは連続増配株としてとても有名ですがこの株も平均でも5%以上の増配を繰り返していますので10年、20年と持ち続けると最初に投資した時からかなり高い配当利回りになります。そしてその連続増配として有名な株がアルトリアグループであったりアッヴィであったりするのです。日本の株だと個人的にはNTTやKDDI沖縄セルラー)が連続増配として良い株だと思います。連続増配として有名なのは花王やリコーリースが有名です。しかし日本株は株主還元意識が弱いのか花王ですら30年ほどです。まあそれでもすごいですがアメリカ株に比べるとやはり物足りない気がします。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

配当株について詳しい人は本当に詳しいので自分の書いたブログで配当株について初めて考えたという方は別の方のブログも参考にされることをお勧めします。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日となりますように。