配当維持とデフレーション #746

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JTの決算が発表され配当が維持されることが確認されました。JTの株を買っている方は一旦ほっとされたことかと思います。しかし配当性向の高いこの株は遅かれ早かれいずれ減配の憂き目を見ることになる気がします。つまり配当の減少と株価そのものの減少によるダブルパンチを食うわけです。そうなる前にKDDIやNTT、もしくはソフトバンク(9434)を買った方が良いと思います。若干、僕自身のポジショントークも含みますがしかしこの先配当の未来が見えないJTよりも、配当の未来が見える先に挙げた株の方が投資効率が良いように思います。なによりも長く持つことができます。

 

株式投資をしていて思うことは株価がさえず日本株は難しいなあ、と思うことです。そしてそんな日本はデフレ経済のスパイラルを続けています。つまり物の値段は下がり、そしてその物を売っている従業員の人たちの給料も減っていきます。ということで普通デフレスパイラルであるのならば手取りは減っていくのです。

物の価値は下がり手元の現金の価値が上がります。現金の価値が上がるということは株を買ってもらえる配当も価値あるものであるはずです。その配当が減配にならなくてちゃんともらえるのであればそれは増配してくれたようなものです。ましてや増配率が少なくてもちゃんと増配してくれるのであればその株はこのデフレ日本に置いてとても株主に利益をもたらしてくれていると思います。

 

JTは配当維持でとても素晴らしいと思います。ましてやKDDIやNTTは増配までしてくれます。そして連続増配をし続けてくれてかつまだまだ配当の余力が残っています。

僕が今日本株で買える株はKDDIとNTTでそういった理由からです。もちろん沖縄セルラーもちゃんと増配を繰り返してくれる優秀な日本株です。そしてKDDIもNTTも配当の源泉である売上を増やす努力をしっかりと行っているのです。

 

このブログを読まれている方で日本株を配当目的で買われている方は何人みえるかわかりません。しかしもしなんらかの配当目的で日本株を買われている方はこういった配当性向や売上が伸びているかどうかをチェックしてみると良いと思います。そしてこのデフレ日本において配当を維持できるのか、配当を増やすことができるのか一度考えてみると良いかもしれません。

この先オリックスの決算が発表されます。オリックスは配当性向を増やして配当を維持すると発表しています。しかし具体的な金額はまだわかっていません。オリックスの配当がどうなるのか注目して待ちたいと思います。


今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

持ち株がまたまたプラスに戻ってきました。GAFAMには足を向けて寝られないと思うのでした。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日となりますように。