AT&Tがいつの間にか増配を発表していた #539

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全く気がついていませんでしたがAT&Tが昨年の12月に増配の発表をしていたとのことでした。本当に気がつきませんでした。どんな増配内容だったかというと0.51ドルを四期から0.52ドルを四期に変更するとのことです。2.04ドルから2.08ドルへの変更。増配率も2.08÷2.04=1.01960.....となっていて1.96%の増配率となりました。これってほとんどアメリカのインフレ率みたいなものです。アメリカで生活している人は年金をAT&Tの株で運用するとアメリカの物価上昇に耐えられる、そんなことはないですがまあそれくらい微妙な増配率です。

 

また自社株買いもするようですし、そしてAT&Tが抱えている不要な資産も売却するとのことでした。これらがこのまま問題なく進行されれば株主利益となります。株価の上昇と配当の継続、そして連続増配、一番株主の美味しいパターンになると思います。

それにしても自社株買いっておかしなものですね。それだったらなぜ株式公開しているのかなんて思ってしまいます。まあ株数が減ればその分一株の価値も上がりますし企業としても配当を支払う量が減って良いこと尽くめなのですけどね。どんどん自社株買いはやって欲しいものです。

 

最初にAT&Tの増配率はアメリカの物価上昇率すなわちインフレ率に近いものがあると書きました。では日本に暮らしている僕らにとってはどうでしょうか。日本はデフレを克服できていません。ということはつまりAT&Tのそのわずかな増配でも日本に住んでいる身としてはとても“おいしい増配”となるのです。もちろんインフレやデフレは為替の影響抜きに語れませんがしかしやはりこの給料が上がりにくく物の値段が安くなっていく日本ではそのわずかな増配があるかないかがやはり違うはずです。

 

AT&Tは動画配信サービスにも参入する予定があるとのこと。そしてNetflixAmazonApple、Disneyとその中に挑んでいくわけです。今いる動画配信サービスのプレイヤー達は価格を下げて競争しようとしていますが最後発のAT&Tは高価格帯で勝負しようとしているようです。たしかにアメリカの景気は良いですがこのチョイスが果たしてどんな結果になるのか楽しみでもあり不安でもあります。もし仮にうまくいったら大きく株価が大きく値上がりしてくれるのではと期待しています。

まあ何はともあれ増配してくれたことを喜び噛みしめたいと思います。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

AT&Tペプシコは自分のポートフォリオの護り神のような存在な気がします。債券のようにじわじわ配当をもらい続けたいと思います。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日となりますように。