株を買うとき過去から未来を類推するということ #424

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とあるブログにこんなことが書かれていました。曰く「アメリカの配当貴族銘柄を何年か追いかけると連続増配をやめた企業が何社かあって逆に連続増配を続けて配当貴族の仲間入りした企業もある。つまり配当貴族というだけで投資を行うのはナンセンスである」

細かい言葉違いますがニュアンスはこんなところです。この言葉を読んでどう思うかですが僕なんかは“それはそうだろう”としか思いませんでした。というかごくごく当たり前のことが書かれているだけな気がします。

そもそも投資をするということはそういうことです。過去こうだったからといって未来も同じであるという保証などどこにもありません。

 

そういったことを踏まえた上でまた逆も言えるわけです。つまり逆とは過去配当貴族であったから現在も配当貴族であるということです。だから僕は配当貴族だからという理由だけで投資するのは良くないとは思うけれど配当貴族であるという事実は事実として投資の材料に入れても良いと思います。

そしてそれは50年連続増配している配当王と呼ばれる株になれば更に投資理由としてしっかりしています。50年連続増配しているからといって確かに来年配当があるかどうかなんてわかりませんがしかしかなりの高確率で次も同じような配当があるのでしょう。50年連続で配当があったわけです。余程のことがない限り配当を続けます。

 

連続増配で有名な銘柄といえばPGであったりJNJであったりMCDであったりMMMであってりします。そしてそれらの株は余程のことがない限り配当をやめることがありません。なんせ40年、50年と増配を繰り返してきているわけです。40年、50年もの間何も無かったということは決してなくそれでも配当を増やし続けてきたわけです。

もし配当を止めるようなことがあっても余程のことがあったんだなと僕だと簡単に受け入れることができると思います。そして損はするかもしれませんがそれはそれとしてその株を売って別の株を買うまでです。

 

株を買うとき過去の成績を見て未来を類推することは確かにナンセンスです。しかし僕はそれをすることが往々にしてあります。なぜなら人間は未来なんて知ることはできないからです。だから過去を遡るのです。そして過去こうだったから来年もこうだろうと推測するのです。

むしろ過去を見ずに未来を自分だけで予測して、先回りして株を買う行為の方が僕は愚かしいと思っています。この株は決算が良いだろう、決算が悪いだろう、配当が出るであろう、配当が止まるであろう、なんて予測しても無駄なのです。

未来は誰にもわからない、だから過去から類推しか無いのです。投資は自己責任です。そこでうまくいかなくてもそれを踏まえて次に向かえば良いわけです。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

配当株を買うときは配当王銘柄を参考に選ぶと良いかもしれません。そしてそこで配当が途切れたとしてもダメージが軽微になるように分散投資しておくことが大切なことだと思いました。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日になりますように。