下っていく坂でどう生きる その2 #361

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先日の記事で下っていく坂のなかでどう生きるのか、つまりおそらくこれ以上景気の良くなることがないであろう日本でどうやって生きていくのかという記事を書きました。正確に言うと日本の景気は瞬間風速的に良くはなるけど長い歴史の中で見れば下っていくという意味です。

そしてアメリカ株を買ってみてはどうかという結論になりました。なので今回の記事はアメリカ株を買うにしても成長株を買えば良いのか配当株を買えば良いのかその点について考えたいと思いました。

成長株とはこれからその企業が儲かり株価が騰がるであろう株です。そして配当株とはその企業が儲かりその儲けを配当として株主に配る株ということです。

 

成長株というのは企業が儲けたお金を企業が設備投資なりなんなり再投資をします。そうすることによって更に儲けを生み出してそして株価が騰がることによって株主還元とする、僕はそんな理解です。Amazonの株なんてその典型ですよね。

他方で配当株は儲けたお金を設備投資するのではなくて株主に配るわけです。そうすることによって株主の利益になりますし株価が下がることを防ぐことができます。なぜなら株価が下がれば配当利回りが高くなるのでその株を買う人が現れるからです。

 

どちらが良いのか。僕が思うのは基本的には同じだと思っています。基本的には同じですが配当というのは“株主にとって強制的な一部利益の確定”という側面があると思います。そして利益が確定すればそこには税金がかかります。もちろんその配当でもって再投資すれば利益の確定にはならないので税金は先送りできます。

3ヶ月に一回利益の確定を自動的にしてくれる株をどう思うかということだと思います。だから投資初心者の方は配当株を買われるのだと思うし、お勧めもされるのだと思います。

ただし押さえておきたい点として複利利益をちゃんと享受するのであれば成長株が良いですし、貰った配当を再投資することだと思います。

 

最後に結論めいたこと書くとすれば僕も配当株を買うことが良いと思います。それはつまり先日の記事にも書きましたようにデフレが続く日本では安定した収入がかなり強いからです。物の値段が下がっていき手取りが減っていく中で、同じ金額が安定して手元にやってきて且つそのお金は毎年増えていくとなるとやはりその価値は大きいと思います。デフレ下では現金の力が相対的に増していきます。

僕はNISAについて勘違いをしていました。成長株で利益が出ている分に税金がかからないと思っていたのです。しかしそうではなくてNISAの期間内に一旦売って利益を確定しなくてはいけないのです。利益を確定して確定した利益に対して税金の優遇措置があるのです。つまりNISAで買うのならなおさら配当株を買って3ヶ月に一度配当によって一部の利益を確定をする、そんな配当株が良いと思うのです。

成長株を買うのか配当株を買うのか個人の自由だし、もちろん投資する方の年齢によっても変わってきます。ただ迷うなら配当株を買われてみてはどうでしょうか。

 

最後に投資は自己責任でお願いします。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

記事の中にも書きましたが、最近僕はNISAに対する考え方が間違っていることに気がつきました。まあAmazon株で利益確定してますしBPも利益確定と配当金を貰っていたのでNISAで損していることは無かったです。しかしそれが偶然で今回のMasterCardなんて5年以上持っているつもりだったので利益確定せずに持ち続けるところでした。4年目の中頃あたりでちゃんと利益確定しようと思います。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日になりますように。