景気の波について考える #340

f:id:toushiblog:20190624062550p:image

色々な投資についてのブログを読みますがその投資ブログ界隈でよく言われていることがリセッションがもうすぐおきるのではないかということです。

リセッションとは景気後退のことです。なぜそれが起こるといわれているかそのブログによって様々な理由が挙げられています。僕はそういった理由がよくわからなくてなんとなく“ふうん”と読んでいるのですがしかしその景気後退が起こるであろうことはなんとなくわかる気がします。それは中学生の頃僕が無駄に覚えた知識なのです。

 

そもそも景気というのは循環しています。僕も中学生の頃なんとなく読んだ本にチキンの波だとかコンドラチェフの波だとか書いてあって無駄に覚えた記憶があります。なんとなく名前というか語呂が面白くて、そして覚えるとなんだかすごい人になった気がしたんですね。その知識が役に立つなんて夢にも思いませんでした。

景気循環には四つの波があってチキンの波、シュグラーの波、クズネツクの波、そしてコンドラチェフの波です。それぞれの波には理由があります。

 

チキンの波は企業在庫の波です。1〜2年が周期と言われています。つまり企業は商品が絶えず売れるわけではなくて在庫を抱えている時は仕入れを減らし、在庫が無くなれば仕入れを増やします。そういった波を作っていてそれが景気の波になるというのです。

ジュグラーの波はおよそ10年周期で来るといわれていてこれは企業の設備がだいたい10年で切り替わるからその10年で景気の波が起こるというのです。

クズネツクの波は建物の寿命がおよそ20年だろうということで20年ごとに波が来るだろうといわれています。あともう一つは子供が大人になるのに20年かかるからそこでも景気の波が来るというものです。

そして最後のコンドラチェフの波は技術革新による波でおよそ50年ごとに来るであろうと言われています。インターネットなんてまさに大きな技術革新ですよね。そしてそのインターネットによる景気の波はとても大きくて、そしてそのインターネットという技術もいずれ陳腐化して次の大きな技術革新が来るということです。

 

さて四つの景気循環の波を見て何か思いませんか。

その時感じた疑問はおそらく正しいと思います。つまりそれはこの考えられた景気循環の波は僕が子供の頃に見た波であり、そしてもっと言うと僕の子供の頃よりも昔から言われている波なのです。つまり今と昔では随分変わっていてこの波の年数には大きな間違いがあるのではないかということです。

確かに現代の技術に当てはめるとこの景気の波の周期は間違っているのかもしれません。しかし昔も今も変わらないことがあります。それは何か。それはつまり“景気は循環している”ということです。景気が良くなればその逆に悪くなる時が来ます。そして景気の悪い期間があればまた景気の良い期間がやって来るのです。

つまり今、好景気のアメリカですがいずれ不景気が訪れてそして景気後退していきます。そしてその景気後退期に入った時に狼狽しないことが大切なことなのだと思うのです。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

またいずれブログに書こうと思いますが景気後退時にどうすれば良いのか、そしてどういった行動をすれば良いのか備えておくこと大切なことだと思いました。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日になりますように。