終身雇用はもう無理だってさ #305

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「終身雇用はもう無理です」大企業の偉い方がこのような発言をされて話題になりました。この発言に対して色々な方が意見を発信されていますがまあ大抵同じことを言っていてそれは「それはそうだよね」だとか「え、今更」だとか言った言葉でした。

つまり大きな企業の偉い人が開き直るまでもなく、そんなものはすでに無かったというのです。

終身雇用については色々考えるところがあると思いますが要するに終身雇用というのは「定年まであなたに賃金を払い続けますよ」ということでその見返りとして「多少仕事大変でも頑張ってください」といったことだと思います。

 

だけど年齢を重ねていくと当たり前ですけど人間の能力は低下していきます。20代の人間と50代の人間が同じ仕事ができるのかといったら違う気がします。というか僕でさえ20代の人と一緒に働く体力も記憶力も柔軟さも無いと思います。もちろんだからといって20代が優れてて50代や60代が劣るなんてそんなことは無いと思います。だけど終身雇用、年功序列の名の下に若い人と中年を過ぎた人たちに大きな賃金の差をつけるのはやっぱり疑問があったのだと思います。

そしてそれは経済が右肩上がりの時は許容できたのかもしれませんが国内では少子高齢社会になり、国外では途上国が安い賃金で労働する。そんは日本の状況でもう終身雇用も年功序列も維持できなくなったのだと思います。

 

竹中平蔵氏が製造業の派遣労働を解禁したことによってネットの中で蛇蝎のように嫌われているのを見かけます。なぜそんなことをしたのだと。

ただ僕が思うのはやはり日本の正社員の人件費が高すぎたというのがあったのかもしれません。竹中平蔵氏は世界のグローバル化が進んでいくことを見越して正社員の人件費を抑制する、つまり終身雇用を終わらせようとしたのではないでしょうか。

派遣労働者は純粋な給与以外の社会保障にお金がかからないようにできています。正社員よりも断然人件費が少なく済むわけです。

 

さて終身雇用が終わるということは企業はセーフティーネットの役割は担わないよ、ということなのかも知れません。だとしたら自分でセーフティネットを構築するしかないと思います。

自分で自分年金を構築して、自分で失業手当を用意して、基本的には自分で病気に対応(普段から予防することも大切ですし、もちろん医療が必要な人は必要なわけでそういった意味でもこの国の医療はアップデートされるべきだと思います)しなければいけないと思います。

株への投資はそれらにうってつけで対応できると思います。インカムゲインにしてもキャピタルゲインにしてもです。他にもドルコスト平均法でインデックス投信を買い続けるというのもあると思います。なんにしても自分の手取りから少しずつ少しずつでもいいので貯めていって将来の不安に対応することが大切なことだと思いました。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

最後は少し自分のポジショントークというか我田引水のようになってしまいましたが一度壊れた終身雇用はもう元には戻らないと思います。会社はそこまでもう面倒を見てくれないのだと思います。

それならそれでどうやって生きていくべきか考えることが大切なことだと思いました。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日になりますように。