振り返りってできていますか #272

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昨日ひょんなことから日露戦争についてWikipediaを見ていました。僕はあまり“日本すごい日本すごい”とか言いたくないですけど、当時明らかに西欧に遅れをとっていた日本がその当時大国であった清に勝利し、そして清はともかく次のロシアにも勝つというのはものすごいことだと思いました。そしてのちに色々な検証がされました。なぜ日本は勝利できたのか、なぜここまで日本は国力を増大させることができたのか。

曰く「江戸時代から識字率が高かった」だとか、曰く「相手が愚鈍だった」とか、曰く「いやいや実は辛勝でアメリカの仲裁がなければどうなっていたのかわからなかった」などなど、それこそ色々な意見がありました。

 

もちろん昔の日本の方々がいなければ今日の日本は無かったと思っています。だけど色々な人にお叱りを受けそうなことを敢えて言うとするならば、勝った後が良くなかった気がします。勝って浮かれてそこで起こった日露戦争とはなんだったのかという充分な検証がなされていなかった気がします。あんまりこんな言葉は使いたくないですけど、ちゃんと総括できていたのでしょうか。

大きな勝ちを二度にわたってしてしまった為に中野信子さんの言うところのある種の“中二病”に陥ってしまったのではないのかという指摘は的を射ていると思います。結局何がしたかったのか、この先どうすれば良かったのか、ちゃんと振り返ることができていたのか僕には少し疑問です。そしてその結果船からから航空へと技術の移行が行われていたのにも関わらずそこについていけなくなってしまった遠因になっていった気がします(だからといって日本の当時の航空技術の全てを駄目だと言っているわけではないです)。

 

で、ここからがこの記事の本題です。そのWikipediaを読んでいてこれって、翻って自分自身にどんな学びというか示唆を与えてくれているのだろうと思いました。

日本は日清、日露と勝利を収めました。だけどその後は、そう思うと僕も一緒です。とりあえず僕の投資はテンセント、Amazonと大きく勝つことができました。そしてその先に今向かっています。その時にちゃんとなぜテンセント、Amazonで大きく勝つことができたのか振り返りができているのか。そう思うとできていない気がします。

 

この記事を読んでいただいている方は振り返りとかってされますか。例えば自分の投資戦略がなぜうまくいったのか、いやいやなぜうまくいかなかったのか、例えば受験になぜうまくいったのか、うまくいかなかったのか、例えば仕事でうまくいったのか、うまくいかなかったのか、ちゃんと振り返りができていますか。

次に自分が向かう方向や何をすべきか、何を学ぶべきか見定める為にも自らを省みる、ということをやってみてはどうでしょうか。

今回の記事は枕にかつての日本の戦争について取り上げましたが、その時日本ができなかったことから学んで自分の人生に生かしていきたいと思います。歴史から学ぶことが大切なことだと思いました。

今日もブログを読んでいただきありがとうございました。

今日の明けにいよいよアトラシアンの決算が発表になります。少し、というかかなり怖いですが頑張って見守りたいと思います。怖い、怖い。

それでは今日もみなさまにとってより良い一日になりますように。