需要と供給のバランス #53

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先日の台風21号は僕が住んでいる町にも被害を及ぼしました。台風が過ぎ去ったあと町内にある他の家の人のちょっとした柵が倒れたり農家にあるものが倒れたり当時の台風の風の強さを物語っています。

我が家も同じで自転車を置く屋根のトタンが飛んでいってしまいました。これでは雨が入り込んでしまいます。台風が過ぎ去ったあと母が軽く憤っていて私に補修してくれるところに電話して欲しいと言います。母はそういうことが全くできない人間なので息子の私になんとかして欲しいと話をして来たのでした。正直僕は乗り気ではありませんでした。理由がこのブログを読んでいる方はお分かりになるでしょうか。

 

まあ面倒くさいというのもありました。しかしもっというとどこの家も多かれ少なかれ台風の被害を受けています。そしてどこの家もその被害を治そうと業者さんに電話しているのです。まず繋がるわけがないですし、もし繋がったとしてこちらからお願いするにしてもふっかけらる可能性が高いです。なのに母は少しパニックになって早く電話しろとせかすのです。これって本当に難しい問題ですよね。僕がその時考えていることを話しても理解をしてくれずなんとかしろ一点張りです。

 

結局業者に電話したら100件以上の電話がかかって来て順番に終わるのを待って欲しいとのことでした。母も見かねてそこら辺の適当な大工に声をかけたようでしたが大工さんも色々なところから声がかかっていて今すぐは難しいとのこと。母はそこでようやく冷静になり諦めて少し事態を見守ることにしました。

これって完全に需要と供給のバランスが崩れているんですよね。そして需要が大きい時は供給側は力が強くてはっきり言って、言い値状態です。好きな値段をつけることができます。駅のホーム内の自販機でジュースを買うようなものです。

 

需要側と供給側とのバランスってきっと資本主義社会を知る上でとても大切なファクターになると思います。目の前にあるものは需要と供給どちらが勝っているのか。はたまた自分が供給側になるとしたらどんなものを供給すれば需要側に勝てるのか。

供給有利の展開に持っていくことができればそれは濡れ手に粟の状態なのです。しかし供給有利の展開になると周りにいる人が同じことをしようとします。すると供給が増え、供給過剰になり価値が下がっていきます。まさに今回の我が家に訪れた台風の一件で感じたことでした。

このブログを読んでいる方で何か商売を始めようとされている方は需要と供給のバランスがどうなっているのか考えながら商売されてみてはどうでしょうか。

今日もブログを読んでいただいてありがとうございます。

需要側と供給側の戦いって世の中で常に起こっていますよね。そして値段が決められていく。需要側はなるべく安く、供給過側はなるべく高くといった具合です。そういった観点から物事を見ると面白いですよね。

ではでは。

つづく。