貧すれば鈍する #31

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今日、つい先ほどテンセントの株を売りました。本当はもっと勝てていた時期があったかもしれません。まあしかしいいのです。利益が出ているうちに売って次に切り替えて向かえばいいと思うのです。

逆にこれが損失を出していたならばここまで簡単に切り替えることができたでしょうか。疑問です。今回のブログのタイトルにも関わってくるのですが損失を出しているとなかなか思うように動けないと思います。もしくはなんとか動いたとしても気持ちの切り替えが上手くいかないのではないでしょうか。

その気持ちの切り替えがうまくいっていない状態は危険だと思います。株はもとより日常生活にも支障をきたしてしまいます。

 

貧すれば鈍する、という言葉があります。これって何も株の世界だけの話ではないのだと思います。現実世界でも同じことが言えます。拝金主義的なことを言っているわけではないです。そうではなくて気持ちの余裕の問題なのです。後ろに崖があると思うのとまた別の逃げ道があると思うのとではその後のパフォーマンスも変わってくるのではないでしょうか。いくら手元にお金を持っているかとかそういうことではなくて“余裕”が大切だと思うのです。

 

事実、科学的に証明されています。

欠乏はトンネリングという現象を起こすと言われています。トンネリングとはその名の通りトンネルに入ってしまったような状態で目の前のことに集中してしまいそのトンネルの外にある情報をシャットアウトしてしまうというものです。

これって聞きようによってはポジティブに解釈ができるかもしれませんが残念ながら今回はネガティブなものです。良くないことなのです。

例えばお金や時間に余裕がないと投資をすることができなくなります。今あるリソースを守りにいってしまうからです。今あるリソースを守るあまり増やすということを怠ってしまいどんどん小さくなっていってしまうのです。

 

話を自分の株の話に戻すと利益が出たので良かったと思い切り替えて次に向かえます。次の投資先でまた増やせばいいのです。そしてそう思わせて挑戦できるのも利益が出ていればこそだと思うのです。

もしこのブログを読んでいただいている方で自分の生活に余裕が無いという方、目一杯で行動していませんか。目一杯で生活や仕事をしていませんか。もう一度点検されてみてはいかがでしょうか。

今回は金銭的な欠乏についてブログを書きました。しかし金銭的な欠乏に限らず何らかのリソースが欠乏していると自身のIQが低下すると聞いたことがあります。視野狭窄に陥り間違った判断をしてしまうのです。欠乏の無い生活を心がけたい。そう思います。

今日もブログを読んでいただいてありがとうございます。

今回のブログの内容は最初の商品紹介リンクにある本

ー いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学

より学んだ内容です。とても学びになる本なので是非おすすめです。

 

 

ではでは。

つづく。