パーキンソンの法則 後編 #26

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前回はパーキンソンの法則の第一の法則について考えてみました。次はパーキンソンの第二の法則について考えてみます。ちなみにパーキンソンの法則とは1958年にイギリスの歴史学者政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則のことです。

第一の法則は「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というもので人は与えられた時間の中で仕事をどんどん増やしていく。もしくはだらだらと仕事をしているという話をしました。結局仕事を減らすことをしないんですよね。

そして第二の法則です。

第二の法則はもう少し家庭の話です。

第ニの法則とは 「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」です。

 

これは人は収入の額が増えてもそれに合わせて支出の額も増えていくというものです。どうでしょうか心当たりがありますか。

これってなぜ起きるかというと僕が思うに人は世間体とか見栄を気にするからだと思います。世の中は広告によって洗脳を仕掛けてきます。村上春樹も作品の中で

“「住むなら港区です、車ならBMWです、時計ならロレックスです、ってね。何度も何度も反復して情報を与えるんだ。そうすりゃみんな頭から信じ込んじまう。住むんなら港区、車ならBMW、時計ならロレックスってね。」ーダンス・ダンス・ダンスーより。”

と書いています。テレビや口コミを通してこれが素晴らしい、あれが格好いい、なんて情報をばら撒いて人の考えを操ります。そして何が正しいのか考えることなくお金を使ってしまうのです。下手すると収入以上、借金をしてまで何か大きなものを買ってしまうことがあるのではないでしょうか。

 

これにどうやって抗うか。これはよく貯蓄する方法として取り上げられている方法で給料をもらったその日に自動的に一部を貯蓄に回してのこり額で生活をするというものです。そうすれば収入が増えても貯蓄に回っているのでそこまで支出が増えるということはないと思います。

自動的にというのがポイントで人間の意思が介在することなく定期預金に自動で入るとか、はたまたドルコスト平均法で同じ額の投信を買うとかをするのが良いと思います。

 

しかし僕が思うに“ちゃんと”自分で考えてお金を使うということが大切なのだと思います。そのために必要な情報はインターネットや書籍からも手に入ると思います。あの人が買っているからとか芸能人が買っているからとかそういった理由でお金を使うことをやめるだけでも随分と違うと思います。それよりも僕が提案したいのは「どうすればこの使ったお金が将来返ってくるのか、どうすればこの使ったお金が将来自分の時間として返ってくるのか」そんなことを意識してみて使ってみてはどうでしょうか。

もちろんお金を使う理由は様々です。しかし必要のない世間体や見栄に振り回されることなく本当に必要なことにお金を使うことが大切なのではないでしょうか。給料が入ったら自動的に給料からいくらか別の口座に移るようにする。よろしければ実践してみてください。

 

今日もブログを読んでくださいましてありがとうございます。

今回は前編と後編に分けてブログを書いたのですが、考えてみると別に分ける必要って無かったのかなと思ったりしました。まあそんな日もあるさと寛大な心で読んでいただけると嬉しいです。

 

ではでは。

つづく。